プレイヤーに利益を与えるギターは、なぜ主流になれないのか。工業デザインで読むエレキギター史
エレキギターの工業デザイン史を、Rickenbackerの鋳造ボディからLeo Fenderの量産革命、Ovationの複合材、グラファイト・ネック、Steinbergerのヘッドレス、Parker Flyまで時系列で追う。合理的な設計は一度だけ勝ち、そして『像』へ凍結した——プレイヤーに利益を与える工業デザインが、なぜ市場の中心を動かせなくなったのか。技術史ではなく工業デザイン史として読み解く。
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エレキギターの工業デザイン史を、Rickenbackerの鋳造ボディからLeo Fenderの量産革命、Ovationの複合材、グラファイト・ネック、Steinbergerのヘッドレス、Parker Flyまで時系列で追う。合理的な設計は一度だけ勝ち、そして『像』へ凍結した——プレイヤーに利益を与える工業デザインが、なぜ市場の中心を動かせなくなったのか。技術史ではなく工業デザイン史として読み解く。
家電も車も数十年で姿を変えたのに、ギターアンプは黒い箱にノブが並ぶ姿をほとんど変えていない。中身は真空管からデジタルまで進んだのに、外見だけが止まっている。これは技術の遅れではなく、見た目が『本物の音の記号』として固定され、楽器という文化に縛られた工業製品だからだ。工業デザインの側から、この不動を CSL の視点で読み解く。