「チャンネル数」は、回路の数ではない。3チャンネルの中身は、メーカーで違う
スペック表の先頭にはたいてい「3チャンネル」と書いてある。だがこの数は、何を数えた数なのか。メーカー自身のマニュアルを並べると、同じ語が少なくとも5通りに使われている。差し込み口の数。足で切り替わる音の数。ゲインを共有したまま分けたEQの数。設定を覚えている枠の数。物理的に別々のプリアンプの数。しかも一社が、自社の同じアンプの数え方を後から変えている。チャンネル数は回路の数え上げではなく、メーカーがどこに線を引いたかの宣言である。