Chuuni Sound Lab

#真空管

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Groove Tubesは、スピーカーを回路に書き換えていた。1986年の特許と、2008年に残らなかったもの

Groove Tubesは真空管の選別で知られた会社である。だが同じ発想は、真空管の外にも向けられていた。1986年に出願された特許「Emulated guitar loudspeaker」は、スピーカーという動かせない前提を、抵抗とコイルとコンデンサの組み合わせとして書き下している。発明者はAspen Pittmanと、もう一人。そして2008年にFenderがブランドを取得したあと、残ったのは真空管だった。

「真空管は一年で交換」は、どこから来たのか。症状の判定が、暦の規則へ変わるまで

「真空管は一年で交換」という言い方は広く流通している。だが出所を辿ると、誰もそれを一般則としては言っていない。1983年の解説記事は症状で判定していた。年一回という数字を書いたのはメーカーの取扱説明書で、そこには管種・使用頻度・目的という三つの条件が付いていた。流通の過程で落ちたのは条件のほうだった。工学側に一律の寿命定格が存在しないことと合わせて、保守の言説がどう形成されたかを追う。

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