Scumbackが復刻しているのは、弾き込まれた後のCelestion
米国の小さなスピーカー工房Scumbackは、出荷するすべてのスピーカーを、variacにつないで24時間鳴らしてから送り出す。ステージで数十時間弾いたのと同じ状態にしてから渡す、という説明である。いっぽうCelestionは、40年使われた1966年製G12Mのコーンを「完全に摩耗した」として、新しいコーンへ張り替えてみせた。同じ「古さ」を、メーカーは摩耗として新品へ戻し、Scumbackは出荷前に作り込む。復刻の対象が部品でも挙動でもなく、使われた後の状態へ移った例として読む。