Chuuni Sound Lab

#ソリッドステート

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Dimebag Darrellは、なぜソリッドステートを選んだのか。アタックを守るという演奏思想

真空管が正義とされた時代に、トランジスタアンプで一時代を作った弾き手がいる。Dimebag DarrellとRandall RG100ES。彼がソリッドステートを選んだ理由は、コストでも入手性でもなかった。ピッキングの瞬間を、アンプに丸めさせないためである。同じソリッドステートという選択が、Allan Holdsworthとは正反対の要求から出ている。技術ではなく要求が音を決める、という話。

Allan Holdsworthは、何を捨てたのか。音色ではなく『時間』を設計するという演奏思想

70年代から90年代にかけて、ギターアンプはピッキングと歪みの相互作用を磨き続けた。アタックの快感を設計する競争だった。その真っ只中で、正反対を選んだ演奏家がいる。Allan Holdsworth。Marshallを降り、Lab Series L5・Hartley-Thompson・Pearce G1という全トランジスタ機へ移り、しかしMesa/Boogieの真空管ラックへ戻り、その出口にはRocktron Juice Extractorを挿した。彼が拒んだのは真空管ではない。条件が勝手に動くことの方だった。密閉スピーカーボックス「The Coffin」にマイクごと閉じ込めて固定し、動いてほしくない変数を片っ端から潰していく。そこまでして最後に一つだけ自由に残したものが、音の時間である。

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