Chuuni Sound Lab

#モデラー

3 本

パワーアンプは、ただ音を大きくする装置だったのか。音量・音色・再生・相互作用という四つの役割

パワーアンプの歴史は、真空管からソリッドステートへ、ラックからモデラーへという機材分類でしばしば語られる。だがこの記事が追うのは、パワーアンプに何が求められてきたかという要求そのものの変化である。Slave Ampが外部化したのは音量であり、ラック期のMesaはパワーアンプを音色形成装置に変えた。Rocktron Velocity 300は、真空管とスピーカーの相互作用を1990年代前半にはすでに製品の中心機能にしていた。モデラー登場後、物理パワーアンプには透明な再生装置であることが求められ、そして今、Fryette LX IIやSeymour Duncan PowerStageは、演奏者とスピーカーの関係そのものを設計する装置として作られている。

FRFRは、2ウェイでなければならないのか。Jensen D Seriesと、「手応え」を別々の物理量で説明する各社

モデラーやプロファイラーの出口には、たいてい2ウェイのフルレンジ・スピーカーが置かれる。だがJensenのD Seriesは、紙コーン一枚とボイスコイル前方のホーン状の負荷だけで12kHzを大きく超えると書いている。クロスオーバーを使わない。同じ時期に、Celestion、Line 6、Kemperもそれぞれ別の答えを出した。並べて読むと奇妙なことに気づく。各社が「手応え」と呼ぶものの原因として名指しする物理量が、まったく一致していない。

アンプは、楽器からインターフェースになったのか。操作され、呼び出される存在へ

かつてアンプは、弾いて鳴らす楽器だった。いまは、設定を呼び出し、MIDIで操作し、他の機材とつなぐインターフェースに近い。モータライズドノブ、プリセット、チャンネル記憶、そしてモデラー——アンプが『操作され、記憶され、呼び出される』存在へと変わっていった過程を、一回性と再現性のせめぎ合いとして CSL の視点で読む。

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