GVA_T5_B5_SM57_C_100。
はじめて見ると、暗号のように感じるかもしれない。だが、これは収録条件をそのまま並べた「地図」だ。読めるようになると、買う前に、そのプロファイルの中身が分かる。
難しくない。トークンを一つずつ見ていけばいい。
名前は、収録条件をそのまま並べたもの
CSLのプロファイル名は、飾りではない。
どのアンプを、どんな設定で、どのマイクで、どの位置で録ったか。その順番で並べてある。アンプ名だけを大きく掲げて中身を隠す、ということをしない。名前の中に、必要な情報が全部入っている。
トークンを分解する
さきほどの GVA_T5_B5_SM57_C_100 を、区切りごとに読んでみる。
GVA… アンプの機種(Greco GVA CUSTOM)T5_B5… アンプの設定。Treble(高音)が5、Bass(低音)が5、という位置SM57… 使ったマイク(定番のダイナミックマイク)C… マイクの位置。C は Center、E は Edge100… マイクの比率。100は単体マイク。ブレンドのときは60_40のように混合比が入る
たとえば GVA_T7_B4_SM57_GT67_E_60_40 なら、「Treble7・Bass4/SM57とGT-67のブレンド(60対40)/Edge」と読める。名前を見ただけで、明るめか、太めか、前に出るか落ち着くか、見当がつく。
名前が読めると、選ぶのが速い
読み方が分かると、何十本という一覧を、試聴する前に、眺めるだけで候補を絞れる。
締まって前に出る音が欲しければ、SM57 と C(Center)を探す。太く丸い音が欲しければ GT67。少し落ち着いた、聴き疲れしない音なら E(Edge)。明るくしたい日は T(Treble)の数字が大きいもの、太く暗めなら T が小さく B(Bass)が大きいもの。ブレンドの厚みが欲しければ 60_40 のように比率が入った一本。試聴は、当たりをつけた数本だけでいい。数が何十本あっても、名前の段階でふるいにかけられるから、迷子にならない。
具体的に、目的から名前を逆引きしてみる。「宅録のバッキングで、他の楽器と喧嘩しない締まった音」なら SM57_C の中域寄り設定。「リードで前に出したい、太めの音」なら GT67 のブレンド。「配信で聴き疲れしない音」なら E の落ち着いた一本。目的が決まれば、探すトークンが決まる。これは、条件が名前に出ているからこそできることだ。アンプ名しか書いていない普通のプロファイルでは、こうはいかない。
なぜ条件を名前に入れるのか
CSLが売るのは「最高の音」ではなく、「実際にあった音の記録」だ。
記録なら、条件を隠しては意味がない。むしろ、どんな条件で録ったかこそが、記録の中身そのものだ。だから、名前を読めば設定・マイク・位置・比率がすべて分かるようにしてある。アンプ名を大きく掲げて中身をブラックボックスにする、という売り方をしない。買う前に中身が見え、買った後は同じ条件へいつでも戻れる。名前は、そのための地図だ。
暗号のように見える文字列は、実は「隠さない」という姿勢の表れでもある。多くのプロファイルが Amazing Lead Tone 01 のような、中身を語らない名前を付けるなかで、CSLはあえて GVA_T5_B5_SM57_C_100 という、そっけないが正直な名前を選んでいる。かっこよさより、読めば分かること。名前の付け方一つに、記録を隠さないというCSLの立場が出ている。
まずは無料サンプルで、名前と音を突き合わせてみてほしい。名前の読み方が、すぐ体に入る。
- 無料サンプル(3本): https://buy.polar.sh/polar_cl_GgCvrtzJiyEoZyvqUvz5mUUIlMm13zfrkP9pR0SW3ho
- プロファイルパック(24本): https://buy.polar.sh/polar_cl_FJl9BVIQ8Jq2HRMt36jw4g4IT3vJ7fXGKlnRs0BKI6b
まとめ
CSLのプロファイル名は、暗号ではなく条件の地図だ。
アンプ、設定、マイク、位置、比率。その順で並んでいる。読めるようになると、買う前に中身が分かり、選ぶのが速くなる。
条件を名前に残すのは、記録を隠さないというCSLの方針そのものだ。まず無料サンプルで、名前と音を突き合わせてほしい。