プロファイルを選ぶとき、単体で鳴らした音の派手さばかり見ていないだろうか。
単体で「おっ」と思う音は、たしかに気持ちいい。だが、実際に使う段になると、もっと地味な性質が効いてくる。それが「条件が揃っていること」だ。
CSLは、単体の見栄えより、こちらを大事にしている。理由は、揃っていることが、買った人に具体的な得をもたらすからだ。
CSLは、録り方を固定している
CSLの収録は、毎回ばらばらの環境で録ったものではない。信号の入口から出口まで、通り道の全体を固定している。
キャビは基準としてMarshall 1912に固定する。マイクはSM57とGT-67の真空管コンデンサ。プリアンプはSymProceedの500シリーズ、ブレンドはSoundcraft LM1で60対40。入口のリアンプにはRadial EXTC-500を使う。アンプが変わっても、この土台は一切動かさない。マイクの型番だけでなく、その位置(CenterとEdge)まで代表点を決めている。つまり、変えていいのは「アンプ本体」だけで、それ以外はすべて固定された定数だ。
これは、理科の実験と同じ考え方だ。何かの効果を知りたいなら、それ以外の条件をすべて揃える。一度に二つ以上を動かせば、出た結果がどちらのせいなのか、永遠に分からなくなる。土台を固定するからこそ、アンプごとの違いが、混じりけなく、純粋にアンプの違いとして残る。ここが、すべての出発点になる。
揃っていると、再現できる
標準プロファイルは、その条件で鳴っていた音を固定した記録だ。
だから、同じ条件を選べば、いつでも同じ前提の音に戻れる。昨日弾いた音、半年前に作った曲の音を、また同じ土台で呼び出せる。条件がばらばらだと、これができない。「あのときの、あの音」が二度と再現できない——というのは、制作では地味に、しかし深刻に困る。曲の途中でギターを足したいのに、前に録った音の条件が思い出せない。差し替えたら質感が変わってしまう。揃っていることは、時間を越えて同じ場所に戻れる、ということだ。記録に日付や条件が刻まれているから、過去の自分の判断を、そのまま引き継げる。
揃っていると、比較できる
土台が同じなら、違いだけを正しく聴き比べられる。
たとえばGVA CUSTOMのパックは、アンプのTreble/Bassを四つ、マイクを三通り、位置を二つ、という具合に、一つの土台の上で条件だけを変えて録ってある。だから「SM57とGT-67で何が違うか」「CenterとEdgeでどう変わるか」を、他の条件に邪魔されずフェアに比べられる。SM57のプロファイルとGT-67のプロファイルの差は、まさにマイクだけの差だ——キャビも、プリも、ブレンド比も同じなのだから。もし録り方がばらばらなら、その差がマイクの差なのか、たまたま部屋やレベルが違ったせいなのか、区別がつかない。比較が成立しない音源は、いくら数があっても選ぶ手がかりにならない。
比較できるから、自分の耳で違いを確かめて選べる。選べるから、勘ではなく理由をもって、狙った音に届く。これは、条件が揃っているという地味な性質が、そのまま「選べる」という実用に直結している例だ。
揃っていると、他の音源と条件を合わせられる
一曲の中で複数のギターを重ねるとき、条件が揃っていると扱いやすい。
同じ土台で録られた音どうしは、混ぜても喧嘩しにくい。バッキングとリードで別々のプロファイルを使っても、根の部分が揃っているから、まとまりが出る。これも、単体の派手さでは得られない性質だ。
だから、単体の派手さより「揃っていること」
CSLが渡すのは、単体で映えるように盛った音ではない。
土台を固定して録った、条件のはっきりした記録だ。だから再現でき、比較でき、他の音源と揃えられる。派手さは薄いかもしれないが、実際に作品を作るときに効くのは、こちらの性質だ。
まずは無料サンプルで、揃った土台の上でマイクだけが変わる感覚を確かめてほしい。
- 無料サンプル(3本): https://buy.polar.sh/polar_cl_GgCvrtzJiyEoZyvqUvz5mUUIlMm13zfrkP9pR0SW3ho
- プロファイルパック(24本): https://buy.polar.sh/polar_cl_FJl9BVIQ8Jq2HRMt36jw4g4IT3vJ7fXGKlnRs0BKI6b
まとめ
プロファイルは、単体の派手さより、条件が揃っていることが効く。
CSLは録り方を固定する。だから、再現でき、比較でき、他の音源と条件を合わせられる。時間を越えて同じ音に戻れて、違いをフェアに聴き比べられる。
作品づくりで効くのは、その地味な性質のほうだ。まず無料サンプルで確かめてほしい。