この記事で、100本目になる。
節目なので、少し立ち止まって振り返ってみたい。
100本、何を書いてきたか。並べてみると、驚くほど同じことを書いていた。
100本、ずっと同じことを書いてきた
題材は、いろいろだった。90年代の大型ヘッド、ラックのプリアンプ、小型のコンボ、消えたブランド、評価の定まらない過渡期の機材。
だが、どの記事も、最後はひとつの問いに戻っていた。
この音を、どう残すか。
CSLが扱ってきたのは、定番の名機より、語られてこなかった一台だ。店頭に並ばず、触った人が少なく、共通のイメージが世の中に薄い。そういうアンプである。
そうした音は、放っておけば、静かに消えていく。誰も悪くないまま、ただ共有されないまま、無くなっていく。
だから記録する。実際に鳴っている一台を、条件をそろえて残す。100本、ずっとそれを書いてきた。
記録は、読むだけでは終わらない
ただ、文章で書くことには、限界がある。
どれだけ言葉を尽くしても、読者はその音を弾けない。「中域に芯がある」「コンプ感が滑らかだ」と書いても、それは音そのものではない。
記録は、本当はそこで終わらない。
残したいのは、読み物ではなく、音だ。鳴っていた一台を、後からもう一度鳴らせる形にして、はじめて記録は完成する。
だから、プロファイルにする
その「弾ける形」が、Kemperプロファイルである。
CSLは、記録してきたアンプを、決めた条件で収録し、プロファイルとして残してきた。どのキャビネットで、どのマイクで、どの設定で鳴らしたか。条件ごと記録してあるから、後から同じ前提で呼び出せる。
コンボアンプなら、その実機のスピーカーごと記録する。ヘッドなら、そのチャンネルごと。ラックなら、前段と後段の組み合わせごと。
つまり、記事で「この音は面白い」と書いてきたものを、実際に手元のKemperで弾けるようにする。それが、記録の最後のひと押しになる。
CSLが売るのは、「弾ける記録」である
ここで、はっきりさせておきたいことがある。
CSLが売るのは、「最高の音」でも「唯一の正解」でもない。
その時点で、その一台が、その条件でどう鳴っていたか。その記録である。それを、弾ける形にして渡す。
だから、条件を隠さない。アンプ名だけでなく、どう録ったかまで書く。良いところも、クセも、そのまま残す。完璧な音を装うのではなく、実際にあった音を渡す。
知られなかった一台を、弾ける記録として手元に置けること。そこに、CSLのプロファイルの意味がある。
100本目に、ここから始める
100本書いて、ようやく次の話ができる。
これまで記事で紹介してきたアンプを、順にプロファイルとして用意していく。まずは無料のサンプルから、実際に自分のKemperで試せるようにする。気に入った一台があれば、その音を手元に置けるようにする。
最初の一台は、Greco GVA CUSTOM。5Wの小さなコンボを、内蔵スピーカーごと記録した24本だ。まずは無料サンプルを、自分のKemperで鳴らしてみてほしい。
- 無料サンプル(3本): https://buy.polar.sh/polar_cl_GgCvrtzJiyEoZyvqUvz5mUUIlMm13zfrkP9pR0SW3ho
- プロファイルパック(24本): https://buy.polar.sh/polar_cl_FJl9BVIQ8Jq2HRMt36jw4g4IT3vJ7fXGKlnRs0BKI6b
記録は、棚にしまうためではなく、また弾くためにある。
100本分の記録を、ここから、弾ける形にして渡していく。
まとめ
100本、CSLはずっと同じことを書いてきた。消えていく音を、条件ごと記録すること。
だが、文章は音そのものではない。記録は、もう一度弾けて、はじめて完成する。
その「弾ける形」が、Kemperプロファイルだった。CSLが売るのは、最高の音ではなく、実際にあった音の記録である。
100本目は、その記録を、読み物から、弾けるものへ渡していく出発点にしたい。
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