5881仕様のMarshallをどう見るか
MarshallといえばEL34という前提を一度外し、90年代Marshallに存在する5881仕様を、JCM900 SL-Xと6100LMを通じて考える。硬さ・締まり・レンジ感と、EL34的な中域との違いを整理する。
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MarshallといえばEL34という前提を一度外し、90年代Marshallに存在する5881仕様を、JCM900 SL-Xと6100LMを通じて考える。硬さ・締まり・レンジ感と、EL34的な中域との違いを整理する。
どちらも90年代Marshallの高ゲインだが、6100LMは全部入りアンプのリードチャンネル、SL-Xは単チャンネルMarshallの延長にある。同じ「Marshallのリード音」でも、設計の出発点が違う二台を実機で比較する。
JCM900 SL-Xは、JCM800を素直に進化させた一台ではない。Soldano、Mesa/Boogie、改造Marshall、ラック機材が押し進めたハイゲイン競争のただ中で、Marshall本家が量産機として出した回答だった。洗練ではなく、量産Marshallとしての荒さという視点から見直す。
「JCM900は失敗作」という印象は、どこから来たのか。Dual Reverb・MkIII・SL-Xを分けて考え、単チャンネル高ゲインMarshallとしてのSL-Xを、健康な実機で確認し直すというCSLの視点。
JCM900 SL-X 2500という一台を通じて、90年代のMarshallがどこへ向かおうとしていたかを確かめ直す。名前への印象と設計の方向を分けて考えるための最初のメモ。