Chuuni Sound Lab

#JCM900

7 本

配信で見つけたJCM900。多層ギターのアンプは、前景と背景を編成している

フジロックの配信を見ていて、MogwaiのステージにJCM900を見つけた。そこから、多層ギターにおけるアンプの役割を考える。アンプは単体の音色やクリーン/歪みの切替だけでなく、歪みを背景、クリーンを前景として配置する編成装置でもある。MogwaiとAmerican Footballは、その対照的な二つの解法を示す。

5881仕様のMarshallをどう見るか

MarshallといえばEL34という前提を一度外し、90年代Marshallに存在する5881仕様を、JCM900 SL-Xと6100LMを通じて考える。硬さ・締まり・レンジ感と、EL34的な中域との違いを整理する。

JCM900 SL-Xと6100LM Ch3は何が違うのか

どちらも90年代Marshallの高ゲインだが、6100LMは全部入りアンプのリードチャンネル、SL-Xは単チャンネルMarshallの延長にある。同じ「Marshallのリード音」でも、設計の出発点が違う二台を実機で比較する。

「JCかJCM900しかない時代」の記憶を再検証する

90年代から2000年代初頭の日本のリハスタには、JC-120かJCM900しかない、という時間が確かにあった。その記憶が、JCM900というアンプの評価を実際以上に下げていないか。体験の記憶と機材そのものの評価を、いったん分けて考える。

JCM900 SL-Xは、90年代ハイゲイン競争のMarshall側の回答だった

JCM900 SL-Xは、JCM800を素直に進化させた一台ではない。Soldano、Mesa/Boogie、改造Marshall、ラック機材が押し進めたハイゲイン競争のただ中で、Marshall本家が量産機として出した回答だった。洗練ではなく、量産Marshallとしての荒さという視点から見直す。

JCM900 SL-Xは「失敗作JCM900」なのか

「JCM900は失敗作」という印象は、どこから来たのか。Dual Reverb・MkIII・SL-Xを分けて考え、単チャンネル高ゲインMarshallとしてのSL-Xを、健康な実機で確認し直すというCSLの視点。

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